• 岩田剛典
    須田さんとお会いして対談させていただき、とても感性が豊かで理知的な方なんだなと感じました。アルバムを聴いて、枠に捉われないジャンルレスな魅力のある作品集だなと感じました。

    そして映画『名も無き世界のエンドロール』をご覧になって頂いてから書き下ろして頂いた主題歌の『ゆるる』は、作品の世界とぴったりで、イントロから一気に引き込まれました。自分が演じた主人公の感情とのリンクを感じさせてくれる楽曲です。
  • n-buna(ヨルシカ)
    「風の姿」のミニマムなベッドルームサウンドから、「飛花」の軽快なポップロック、泥中ような浮遊感の「メメント」、自在に動き回るシンセサイザーが耳に残る「welp」に至るまで、幅広いアレンジ技術は彼の持つ大きな武器だろう。その独特な詩世界と合わせて、何が飛び出すかわからない玩具箱のようだと思う。郷愁という言葉が似合う、何処か懐かしい心地がしている。
  • りぶ
    須田景凪さん、1st Full Album「Billow」の発売おめでとうございます!
    満を持してのフルアルバム発売ということで、早速堪能させていただきました。
    作品全体を通じて須田さん節とも言うべき叙情的な文法を踏襲していながら、編曲の多彩さと圧倒的なボーカルの表現力でガシガシと展開させていく。絶妙に心地よく[一体感]と[多様感]が同居した、素晴らしいアルバムだと思いました。タイアップ曲として話題になった「Tr.5 veil」「Tr.11 MOIL」等もさることながら本作品向けに書き下ろされた楽曲たちもそれぞれに独自の存在感を示していて、特に“相応しい傷だけ世話を焼いて”というフレーズが印象的な「Tr.9 迷鳥」は作品中盤のアクセントとしてアルバム全体を大いに支えていると感じました。
    ポップシーンでの存在感からすると「まだ1stなの!?」という気もしますが…
    同じくベッドルームで音楽を嗜む者のはしくれとして、今後の益々の活躍を楽しみにしております!
  • 神山羊
    須田景凪さん、アルバム発売おめでとうございます。
    今作のテーマである「ベッドルームから世界へ」という言葉を見た時、昔、曲作りをしていた部屋に遊びに行かせてもらった頃のことを思い出しました。
    コロナの影響で世界がものすごい勢いで形を変えてしまって、未だに薄暗くて先の見えない不安感を抱えている人が多い中、このアルバムがきっと多くの人の救いになるだろうと思います。
    同じ表現者として、心からリスペクトできる作品だと感じました。
  • 横槍メンゴ
    漫画家
    須田さんの楽曲はどれも過去を見つめるとき、言葉も音色も雄弁に広がりを見せる。
    過去への眼差しは人それぞれで諦念だったり後悔だったり切なさだったり、ミクロだったりマクロだったりするけど、どれも自由自在。
    「Billow」はゆったりと大波にさらわれるような心地よさが続くアルバム。
    「景凪」というお名前通りの佇まい。創り出される世界に夢中です。
  • 太田 大
    株式会社フジテレビジョン ドラマプロデューサー
    “絶望の中に見える希望”がテーマの医療ドラマでご一緒しました。楽曲を受け取った時、胸に突き刺さる旋律は勿論のこと、「はるどなり」というタイトルに、ドラマが伝えたいことを彩りと的確さを持って伝えて下さると感じ、胸が熱くなったのを憶えています。日本語を美しく丁寧に扱うアーティストとして、この方にしか描けない刹那的な情景がたくさんあると改めて思いました。諦めに似た静寂の中で、騒がしい感情の大波が渦巻く物語。“今はまだ救われる時ではないけれど、救いは確かにそこにある”という「はるどなり」で綴られた物語が今も続いているのだなと、OPの「Vanilla」をはじめ全編に感じ、個人的に嬉しくなりました。須田さんの紡ぐ物語を、これからも待ち侘びたいです。
  • 光岡太郎
    スペースシャワーTV
    コロナ禍でのいろいろな価値観や考えが渦巻く中で生々しいまでの様々な感情を抱えながらも生への強い想いが伝わるアルバムでした。

    「Vanilla」や「風の姿」など サウンド面の振りきったアレンジは個人的にはうれしい驚きでライブ活動が制限される中 新たなサウンドメイキングにチャレンジしていった姿は頼もしく感じました。

    アルバムのアートワークやMV ライブなどでの「AR」や「5G」 技術を活用した演出など今の時代に重要なビジュアル面もいつも楽しみにしてます。幸運にも初ライブから拝見させてもらってるのでこのアルバムがどうライブで表現されるのか?ぜひ伺わさせて下さい!!
  • 岡村弦(WAVE RIDER)
    レコーディングエンジニア
    まずは今作で須田景凪さんという素晴らしい才能の持ち主との出会いがあったことに感謝しています。
    僕の役目はベッドルームで産まれた音楽を世界に届ける過程を預かること。
    とはいえ、須田さんのトラックは産み落とされた時点でかなり作りこまれており、あるべき姿は明確です。
    あとはほんの少し、より彼がイメージするものへと具現化させるような制作でした。
    それはとても繊細であり、チャレンジングでクリエイティブ。やりがいに満ちたものでした。
    あとは皆様がこの素晴らしい楽曲たちを隅々まで堪能していただけることを切に願っております。
  • 吉良進太郎
    アートディレクター
    リリースおめでとうございます!
    そして、何より携わらせていただいたことに感謝です!
    めちゃ楽しかったです!
    一曲一曲聴きながらいろんな場所、いろんな感情を体験できる一枚だと思いました!
    もっともっと須田くんの世界をドバドバ撒き散らして行ってください。
    またご一緒できること楽しみにしています!
  • 柴那典
    音楽ジャーナリスト
    底知れない想像力の持ち主だと、いつも思っています。普段の暮らしの中で、何の気無しに過ごしていたら見過ごしてしまう些細なことや、世の中の「正しさ」の方に自分を無理やり合わせていくうちにすり減ってしまうようなこと。それを丁寧に拾い上げて、磨き上げたものが、音楽の形になっているような感覚があります。アルバムの歌詞には「牙」や「爪」という言葉が所々にあるのですが、それについて「獣のような生き方が一番美しい」ということを話していたのが、とても印象に残っています。